第14回グローバル人材育成研究会
Trend in Management of Technology「技術経営の動向」~米国の大学院との教育プログラムの共同開発、客員研究員プログラムについて~
今回は米国カーネギーメロン大学よりDr. John Grasso(Institute For Software Research International )を招いて、MOTの動向ついて、コンピューターサイエンスやITにおいて全米でトップレベルのカーネギーメロン大学の取り組みといった視点からお話いただきます。Dr. Grassoはアジアにおける企業向けカスタムプログラムを数多くコーディネートしており、いかに大学のリソースを活用した教育プログラムを共同開発していくか、といった視点からもお話頂く予定です。
講師来日を機に、幸いお時間をいただくことができ、今回のセミナー開催になりました。急なご案内で恐縮ですが、ぜひ、お誘いあわせの上ご参加下さい。
【開催日時】
2005年10月12日(水) 14:00~17:00
【講演者】
Dr. John Grasso
Director of Strategic Development and Distance Education, Institute For Software Research International, School of Computer Science
カーネギーメロン大学
カーネギーメロン大学
米国ペンシルバニア州ピッツバーグにある総合大学。鉄鋼王アンドリュー・カーネギーが1900年に設立したカーネギー工業学校 (Carnegie Technical Schools) が母体。
カーネギーメロン大学はコンピューターサイエンスやインフォメーションシステムにおいてはアメリカでもトップクラスであり、ランキングでも常にトップ上位をしめています。
特にJAVAを開発した大学としても有名です。また、米国国防総省の要請によって開発されたCMM(Capability Maturity Model: 能力成熟度モデル)が米国政府だけでなく、世界のトップ企業より注目を集めている、まさに技術系幹部候補に最適な大学です。
CMM(Capability Maturity Model)とは?
米カーネギーメロン大学ソフトウエア工学研究所(SEI)が開発したソフト開発の能力成熟度を測定する品質管理基準。開発プロセスを改善していないレベル1から管理が最も行き届いている最高位のレベル5まで5段階に分かれている。現在ではソフト開発能力を測る世界的な基準として世界各国で採用されている。
レベル3以上が標準化されたソフトウェア開発プロセスを持つレベルとされている。しかし、レベル3以上に到達することは極めて難しいといわれており、世界でも取得企業は限られている。
第14回グローバル人材育成研究会の様子
10月12日(水)、来日中のカーネギーメロン大学のDr. John Grassoにおいでいただき、コンピューターサイエンスの分野で世界的な評価を得ている同大学の取り組みを中心に、「技術経営の動向」について講演をいただきました。写真とともに、簡単に報告します。
急なご案内にもかかわらず、電気・電子機器メーカーや通信会社様をはじめとする16名のご参加者においでいただきました。 |
”Definitions of Technology Management”の説明から講演がスタートしました。カーネギーメロン大学についての詳しい紹介もいただきました。 |
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講演の後のたくさんの質問に、ひとつずつていねいな回答を返されるDr. John Grasso。 |