第88回グローバル人材育成研究会
グローバルビジネスで成功するための「好印象の与え方」と心理学を応用したエンパワーメント型組織での強いチーム作り
2013年6月12日(水)開催
●グローバルビジネスで成功するための好印象の与え方とは?
●管理型ではなく、エンパワー型組織で有効な人間関係構築とは?
●心理学的アプローチでコミュニケーション研修を実施したい
第一部
『「印象がいい人」はなぜ年収が高いのか?』
~グローバルビジネスで求められるインプレッション・マネジメントとは~
米テキサス大学のハマー・メッシュ教授の研究データによると、好印象を持たれる人ほど年収が高く、上位半数と下位半数とでは、生涯収入で1人あたり4000万円の差があるそうです。グローバルビジネスにおいても、好印象を与えることは大変重要であり、特に第一印象を決定づけるノンバーバルコミュニケーションは、時として話の内容そのものよりも、大きな影響力を持つことがあります。特に現在は、twitterに代表されるような短文メッセージ、そして画像や映像が大きな影響力を持つ時代です。このような時代のリーダーには、「様々な価値観を持つ人へ誤解を与えず、かつ、好印象を与える」メッセージの出し方がこれまで以上に求められるのです。組織を率いるリーダーとして、どのような印象を与えるために、どのような行動を取るべきなのか。今回は、現在インプレッション・マネジメントに注目が集まっている背景についてお話いたします。ぜひ、お楽しみに!
おススメ:
グローバル人材育成プログラムの立案、次世代リーダー育成研修
第二部
『心理学者から学ぶ、エンパワーメント型組織での人間関係構築』
~印象の心理技術を応用して、組織内の納得度を高める~
今回は、雑誌やテレビといったマスコミでも活躍中で、10万部突破のベストセラーを10冊以上も執筆している心理学者、伊東明講師をお迎えし、「インプレッション・マネジメント(印象の心理技術)と部下指導・教えるための心理技術」をご紹介いたします。
インプレッション・マネジメントとは、相手に好印象を与えるためのスキルの一つで、例えば、相手と話す時の首やあごの角度、話す時の声の大きさやスピードを少し変えるだけで、相手の心をより深くつかむことが出来ます。心理学の学問に裏打ちされた理論やスキルを使って、相手とのコミュニケーションを進化させます。このスキルは、指導・育成の現場ではもちろん、営業現場、プレゼンテーションなど、様々な場面で応用可能です。
「現場が忙しすぎて育成まで手が回らないという言葉がよく聞こえてくるが、どういう手が効果的なのか?」とお悩みのご担当者様、必見です。また、伊東講師は、コーチング、モチベーション、説得と交渉など、心理学に裏打ちされたコミュニケーションのテーマで様々な研修が可能です。この機会にぜひご参加ください!
おススメ:
指導・育成のための研修、説得と交渉研修、営業研修、コーチング研修、モチベーション研修
人事ご担当者様には、万障お繰り合わせの上、ご出席いただけますようお願い申し上げます。ご参加は無料です。
【開催日時】
2013年6月12日(水) 14:00~18:00
【講演者】
伊東 明(いとう あきら)氏
心理学者(博士)。
株式会社東京心理コンサルティング代表取締役社長。
日本心理学会所属。
【略歴】
早稲田大学政治経済学部卒業後、NTT(株)勤務を経て、慶應義塾大学大学院修士課程・博士課程を修了。同大学院にて博士号(社会心理学)を取得。長野大学、目白大学等で講師を務めた後、株式会社東京心理コンサルティングを設立。
日本では数少ない「理論と実践」のビジネス心理学、ならびに男性・女性心理学を専門として、企業研修、コンサルティング、講演・セミナー、メディア、新聞・雑誌連載等幅広く活躍中。「理論と実践」の両者を重視した活動を多く行っている。
もっとも力を入れている活動は「企業研修」ならびに「コンサルティング」。実際にビジネスの「現場」で活躍されている参加者と実際意見を交わせる場こそ大切だと考えている。
<専門分野>
心理学、社会心理学、ビジネス心理学、男性・女性心理学、コミュニケーション論 等
<著作一部>
・「心理戦」で絶対に負けない本(アスペクト ※シリーズ70万部突破
・「聞く技術」が人を動かす(光文社)
※ 10万部突破
・「人望」とはスキルである。(ソフトバンククリエイティブ)
※ 7万部突破 著作は80冊以上。
韓国や中国でも出版されている。
<マスメディア出演>
・「まかせて!エキスパ」、「とくダネ!」 フジテレビ など。
【内容】
13:40 開場
14:00 第一部
『「印象がいい人」はなぜ年収が高いのか?』
~グローバルビジネスで求められるインプレッション・マネジメントとは~
<講師:グローバル・エデュケーション代表 布留川 勝氏>
15:10 第二部
『心理学者から学ぶ、エンパワーメント型組織での人間関係構築』
~印象の心理技術を応用して、組織内の納得度を高める~
<講師:グローバル・エデュケーション講師 伊東 明氏>
18:00 終了予定
【会 場】
日本リージャス渋谷マークシティー 会議室「日光」
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ W22階
TEL:03-4360-5300
<アクセス>
詳細はこちらから
【料 金】 無 料
【対 象】 人材育成・能力開発ご責任者・ご担当者様
【定 員】 30名
【主 催】
KAIセミナーサポートセンター
グローバル・エデュケーション&トレーニングコンサルタンツ
第88回グローバル人材育成研究会の様子
去る6月12日(水)、リージャス渋谷マークシティの会議室「日光」を会場に、第88回目となる研究会が開かれました。今回は、心理学者の伊東明講師をお招きし、お忙しい中ご参加いただいた22名の育成担当の皆さまに、「インプレッション・マネジメント」のワークショップを体験いただきました。
まず最初に、布留川講師から、グルーバルビジネスで求められるインプレッション・マネジメントについてお話しいただきました。グルーバル人材モデルをふまえ、ルックス以外の印象を決める要素について考察し、また行動心理学におけるDiSC理論を取り上げて、表情や行動・しぐさについて分析いただきました。
「右脳を使って成功のイメージをつかみ、具体策を左脳で翻訳していく」孫正義氏や、「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」稲盛和夫氏のVisionary Thinkerとしての要素が好印象を与えている点を指摘され、最近の猪瀬直樹東京都知事の失言や、橋下徹大阪市長のまずい対応を対照例として取り上げられました。最後に、カルロス・ゴーン氏が東日本大震災後にNissan従業員に向けて語った映像を見ながら、そのスピーチのフレーズや構成について分析いただきました。
休憩をはさみ、いよいよ伊東講師の登場です。はじめに自己紹介を兼ねて、心理学の概要と、特に造詣の深い社会心理学、ビジネス心理学についてお話しいただきました。
「印象力」の向上を計る「インプレッションマネジメント」のトレーニングでは表情、しぐさ、発声、など、非言語の武器を駆使して好印象度を高める技術を学びます。相手と話す時アイコンタクトの量や時間、声の大きさやスピードを変化させるだけで、伝わる印象は大きく変わります。
最初のペアワークは、初対面同士での印象チェック。大まかな点から細かな点まで、参加者同士でお互いにフィードバックを行いつつ、伊東講師からもその人固有のクセや特徴について指摘を受けました。
Q.さて、みなさんならこの人にどんな印象を抱くでしょうか?
後半では「教える技術」についても取り上げていただきました、教える場合のありがちなNGパターンをふまえて、抽象性~具体性のコントロールについてペアワークを体験いただきました。
質疑応答では、伊東講師の豊富な知識や鋭い観察力、分析力の秘訣について質問が挙がりました。インプレッションマネジメントは、営業・販売職の人にはもちろん、部下指導をはじめ日ごろの社内外のコミュニケーションのあらゆるところで効果を発揮します。無意識でいると印象で損をしていたり、表現下手、伝え下手になってしまっているかもしれません。伊東講師による「インプレッション・マネジメント」のご導入をどうぞよろしくご検討下さい。
本日は、大変お忙しい中ご参加いただき、ありがとうございました。